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中医営膳会通信 (No.1~5)

◆中医営膳会通信(5)◆中医営膳会創立1周年記念イベント「薬膳飲茶付 特別講演会」(報告) ‏
みなさま こんにちは!
中医営膳会の創立1周年記念イベントのレポートです。


プログラム:

第1部:講演・発表 (13:30~15:00)
  • 活動報告:「一年間を振り返って」     梁 ペイ(中医営膳会 代表)
  • 招待講演:「あなたの肌に腸内菌で」  李 玉棟(順天堂大学 研究員)
  • 薬膳講師養成講座第1期修了生 研究発表:
    「気象病からとらえる薬膳の世界」  清水 美和(気象予報士,大阪西宮市食育委員,国際薬膳調理師)
第2部:15:15~親睦会
  • 第1期生プロデュース(本会監修)の薬膳料理(二品)
  • 梁ペイ代表特製の薬膳茶
  • 本場香港式飲茶軽食(PANDA INN)
閉会:16:30

「薬膳飲茶付 特別講演会」に参加して(巽 俊蔵)

梁ペイ代表の活動報告(1) 《クリックで大きな画像》 梁ペイ代表の活動報告(2) 《クリックで大きな画像》
去る6月16日(土)13時30分~16時30分に開催された、上述の講演会に参加させていただきました。 あいにくのお天気だったにもかかわらず、同会には大阪、名古屋、静岡等からの方々も含め20名を超える参加者が集まり、会場であった中華料理店「PANDA INN 白金台」さんは、とても熱心かつ和気藹々な雰囲気で会が進みました。初めに同会代表の梁ペイ先生から一年を振り返った会の活動報告がありました。

翁維健先生のメッセージ 《クリックで訳文付きの大きな画像》
その冒頭で同会の活動を応援されている諸先生方から送られた祝辞の紹介があり、その時初めて知って感動したことがありました。(創立1周年に頂戴した祝辞はこちら►

それは、北京中医薬大学の翁維健終身教授からのメッセージでした。 翁教授は、中国において「中医営養学」を独立した学問分野として確立した第一人者であり、同大学に史上初の学科として中医栄養学研究室を創設した方なのです。ずばり「中医営養学」の元祖ですね。 また、同大学で現在も使われており、私も使った黄色い表紙の営養学の教科書も翁教授が作られたそうです。 もっとびっくりしたのは、梁ペイ先生は、その研究室の第一期生で、元祖直系の愛弟子であるとのこと。 私は、北京中医薬大学日本校の薬膳専科にて梁ペイ先生に中医営養・薬膳学をご指導いただいたのですが、私にとっては、とても愉快で親しみやすい気さくな中医学の先生というイメージでした。 が、実は、その分野正統の超本物のすごい先生だったんですね。

梁ペイ先生は常に、日本において「営養学・薬膳学」を正しく普及していかねばならないとおっしゃっていますが、今回その意味がとてもよく分かりました。 私ももっとがんばって勉強に勤しまねば、という感じです。

李先生の講演 《クリックで訳文付きの大きな画像》
続いて順天堂大学研究員である李先生による「あなたの肌に腸内菌で」のお題でのご講演を拝聴しました。 美肌のためには腸内細菌の存在が重要であるとの内容で、うつ病予防にも効果ありと、とても30分では聞き足らないご講演でした。結論、皆さん、美肌と健康な生活のために沢山食物繊維を食べましょう!

その後、参加者の中から当会第1期修了生で気象士の方から、「気象病からとらえる薬膳の世界」と題した研究発表がありました。気象病という言葉はこれまで聴いたことがなく、まだまだ勉強が足らんなあ~と反省しつつも、興味深く聞かせていただきました。

第一期生による餃子  《クリックで大きな画像》 第一期生によるお粥 《クリックで大きな画像》 PANDA INN特製の春巻 《クリックで大きな画像》
最後は、同じく第1期修了生の方々プロデュースによる薬膳料理の試食会。梅雨の季節にあった食材を使った水餃子、春巻き、肉まん、中華粥をいただきました。どれも熱々でとてもおいしくて秒殺で食べてしまいました。弁証施膳、食材の効能云々も語る暇もなくお皿はからになり、これでは国際中医薬膳師失格かあ~?!と一応一瞬だけ反省してみました。しかし、やっぱりおいしいことは良いことだとすぐ納得し、もっといろんなものを食べたいなあと思っているうちに、あっという間に閉会になってしまいました。とても有意義な土曜日の午後を過ごすことができて感謝いたしております。ありがとうございました。尚、次回の会ではもっといろんなメニューをいっぱい食べられるように梁ペイ先生にお願いすることに決めました。


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中医営養・薬膳学研究会
事務局
(2012.06.26)


◆中医営膳会通信(4)◆中医営膳会シリーズ講座 第1回【古典】「黄帝内経から見る中医養生思想」(報告) ‏
みなさま こんにちは!
中医営膳会のシリーズ講座の第1回の受講生からのメッセージを紹介します。



「黄帝内経から見る中医養生思想」講座を拝聴して(巽 俊蔵)

去る5月12日、午後2時から3時間に渡って李先生による表題講座を拝聴させていただきました。先生は始めに、現在の日本人は世界で最も人工透析が多い。何故か?と問われました。それは、日本人が最も沢山の薬を飲んでいることの結果であると。病気を治すために薬を沢山飲んだ結果、新たな病気にかかるとは、なんともやるせない話です。そして、この状況を打開する答えの秘密が、2000年以上にも前に書かれた書物にあると。

私にとってこれまで、何故2000年以上も前に書かれた黄帝内経が現在に至るまで脈々と読継がれてきたのかが世界の7不思議の一つでした。しかし、李先生の講座を拝聴して、その答えの一つ、黄帝内経の真理に一歩近づけた気がします。それは、黄帝内経には、人が人としていかに生きるべきかが示されていること。真理は2000年たってもやっぱり真理ですよね。同書には、「昔の人は、道を知り、陰陽に節度有り。。。その結果天寿を全うできた」的な内容があります。道とは、自然の摂理。陰陽の存在を知ることで、より自然の摂理に則した人としての生き方を理解しやすくなる。そして、その自然の摂理とは、過不足なく偏りのない調和のとれた状態に従うこと。この調和のとれた生活の実践の一つとなるバランスのとれた食養生が要諦であると。是非、李先生の話の続きを聞かせていただきたいです。



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中医営養・薬膳学研究会
事務局
(2012.06.06)


◆中医営膳会通信(3)◆「薬膳講師養成講座」の第一期生が修了しました‏
みなさま こんにちは!
中医営膳会事務局の神尾です。
この度、中医営膳会の常設コース「薬膳講師養成講座」の第一期生15名(東京及び名古屋コース)が半年間の講習を終え,修了式を迎えました。
その様子を、写真を交えてご紹介します。

名古屋クラス修了式 東京クラス修了式 名古屋クラス修了式


 本講座には、薬剤師、栄養士、料理教室を開いている方、自然食材ショップの経営者、獣医、編集者、一般企業勤務ながら健康意識が高い方等、多種多様な職業の方々が一堂に集まり、半年に渡って一緒に勉強してきました。

 様々なバックグラウンドを持つメンバーが、中医学という奥深い学問について半年間の講義を通じて意見・情報を交換し、お互いによい刺激を得ることができました。

 当講座の集大成といえるミニ講義トレーニングでは、受講生の皆さんが様々なテーマを取り上げ、資料を準備し、また移動式図やカードも用意して、真剣に講義に取り込んでました。


 さらに梁先生に直接ご指導いただき、受講生全員で互いの研究成果を共有することで、大きな達成感を味わうことができました。

名古屋クラスミニレクチャー   東京クラスミニレクチャー   東京クラスミニレクチャー


 中医営膳会では、今後も様々な業種から集まった方々のネットワークを活かし、より充実した講義、セミナー、イベントなどを実施していきたいと考えています。

修了生のみなさま、半年間ありがとうございました。 (修了生からのメッセージはこちら)
どうぞ今後ともよろしくお願いします。

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中医営養・薬膳学研究会
事務局(神尾)
(2012.03.31)


◆中医営膳会通信(2)◆第2回イベント:薬膳忘年会レポート‏
薬膳忘年会
みなさま こんにちは!
中医営膳会事務局の神尾です。
冬至を迎え、寒さがますます身にしみる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
この度、中医営膳会では秋のお茶会に続き、イベント第二弾として「薬膳忘年会」を開催し、大盛況のうちに終了しました!
今回は、本格広東料理で親しまれる中華料理店「PANDA INN白金台」さんに多大なご協力をいただき、店を完全に貸し切って、「中医営養学」の理念に基づき本会とともに考案した料理メニュー、お茶、ホットワインを提供して頂きました。
「PANDA INN白金台」さんにはこの場をお借りしてお礼を申し上げます。

薬膳忘年会
公開イベントということで、薬膳を勉強中または研究中の方々だけでなく、薬膳に興味をもつ医療関係者、出版関係者、マスコミ関係者など、さまざまの分野でご活躍中の方、約25名の方にお越し頂きました。

梁ペイ先生による薬膳セミナーは二部構成で、まずは「薬膳とは、どのようなものなのか」について薬膳入門知識を分かりやすく説明し、続いて「忘年会の特別メニューを決めるにあたって、どのように考えてきたか?」(施膳方針の解説)に発展し、薬膳を専攻している方にとっても有意義な内容でした。

薬膳料理には香川県 から取り寄せた烏骨鶏のスープ、特製薬膳粥、デザートを
含め全13品、特製薬膳茶、ホットワインも大好評でした。

薬膳忘年会
参加した方の中には「こんなに食べたのにまったく胃もたれしないのが不思議!」という声も多く、はじめて薬膳に触れた方の中には「これから薬膳を勉強しようかな~」という方もいらっしゃいました。
また、複数の方から「これからぜひ毎年やってほしい!」という要望も頂きました。
予想以上の反響でとても嬉しく思います。
まさに薬膳料理で心身ともに一年の労をねぎらうという目標は達成できたのではないでしょうか。

みなさま年末のお忙しい中、本当にありがとうございました!
小さな会ながら、今後も中医営膳会では様々なイベントを不定期的に企画していきたいと思います。
その都度メールやホームページを通じて、みなさまにお知らせさせて頂きます。
2012年もどうぞよろしくお願い致します!

改めて全面的にご協力頂きました「PANDA INN白金台」さん、どうもありがとうございました!



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中医営養・薬膳学研究会
事務局(神尾)
(2011.12.23)


◆中医営膳会通信(1)◆第1回イベント:お茶会レポート‏

みなさま こんにちは!
中医営膳会事務局の神尾です。
9月19日、「中医営膳会」初となるイベント「お茶会」は皆様のおかげで、無事に終わりました。

今回は急なお誘いだったにも関わらず、遠方よりお越しくださった方もいらっしゃって、約20名 近くの方にご参加頂きました。お忙しい中、本当にありがとうございました!

お茶会では、皆さんは「龍井(ロンジン)茶」や中国のお菓子を頂きながら、梁先生より本会の立ち上げの経緯や来月開講する予定の「薬膳講師養成講座」について説明して頂きました。

また、先生は8月に中国の湖南省長沙市で開かれた「世界中医薬学会聯合会(世界中聯)第二回薬膳養生国際学術大会」に出席したときの様子を、写真も交えて紹介して頂きました。

お茶会は終始、和気藹藹とした雰囲気の中で、みなさんは懐かしい同期との再会、新しい薬膳仲間ができ、職業の垣根を超えた交流の時間は名残惜しいものでした。

残念ながら今回はご都合がつかなかった方も、また次回の機会にお会いできたらいいですね。

皆さんからいろいろなご提案とご要望を頂き、更に多くの方から、素敵な感想とお礼のメールを頂きまして、本当にありがたく、この場をお借りして感謝の気持ちを申し上げます。

小さな会ながら、できる限りみなさまのサポートをしていきたいと思っています。
今後も中医営膳会では、薬膳講座を含む、お茶会や食事会等、様々なイベントを不定期的に企画していきたいと思います。

どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
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中医営養・薬膳学研究会
事務局(神尾)
       (2011.9.26)


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