みなさま こんにちは!
中医営膳会の創立1周年記念イベントのレポートです。
プログラム第1部:講演・発表 (13:30~15:00)
第2部:15:15~親睦会
- 活動報告:「一年間を振り返って」梁 ペイ(中医営膳会 代表)
- 招待講演:「あなたの肌に腸内菌で」李 玉棟(順天堂大学 研究員)
- 薬膳講師養成講座第1期修了生 研究発表:
「気象病からとらえる薬膳の世界」 清水 美和(気象予報士、大阪西宮市食育委員、国際薬膳調理師)
閉会:16:30
- 第1期生プロデュース(本会監修)の薬膳料理(二品)
- 梁ペイ代表特製の薬膳茶
- 本場香港式飲茶軽食(PANDA INN)
「薬膳飲茶付 特別講演会」に参加して(巽 俊蔵)
去る6月16日(土)13時30分~16時30分に開催された、上述の講演会に参加させていただきました。 あいにくのお天気だったにもかかわらず、同会には大阪、名古屋、静岡等からの方々も含め20名を超える参加者が集まり、会場であった中華料理店「PANDA INN 白金台」さんは、とても熱心かつ和気藹々な雰囲気で会が進みました。初めに同会代表の梁ペイ先生から一年を振り返った会の活動報告がありました。
その冒頭で同会の活動を応援されている諸先生方から送られた祝辞の紹介があり、その時初めて知って感動したことがありました。(創立1周年に頂戴した祝辞はこちら)
それは、北京中医薬大学の翁維健終身教授からのメッセージでした。 翁教授は、中国において「中医営養学」を独立した学問分野として確立した第一人者であり、同大学に史上初の学科として中医栄養学研究室を創設した方なのです。ずばり「中医営養学」の元祖ですね。 また、同大学で現在も使われており、私も使った黄色い表紙の営養学の教科書も翁教授が作られたそうです。 もっとびっくりしたのは、梁ペイ先生は、その研究室の第一期生で、元祖直系の愛弟子であるとのこと。 私は、北京中医薬大学日本校の薬膳専科にて梁ペイ先生に中医営養・薬膳学をご指導いただいたのですが、私にとっては、とても愉快で親しみやすい気さくな中医学の先生というイメージでした。 が、実は、その分野正統の超本物のすごい先生だったんですね。
梁ペイ先生は常に、日本において「営養学・薬膳学」を正しく普及していかねばならないとおっしゃっていますが、今回その意味がとてもよく分かりました。 私ももっとがんばって勉強に勤しまねば、という感じです。
その後、参加者の中から当会第1期修了生で気象士の方から、「気象病からとらえる薬膳の世界」と題した研究発表がありました。気象病という言葉はこれまで聴いたことがなく、まだまだ勉強が足らんなあ~と反省しつつも、興味深く聞かせていただきました。
最後は、同じく第1期修了生の方々プロデュースによる薬膳料理の試食会。梅雨の季節にあった食材を使った水餃子、春巻き、肉まん、中華粥をいただきました。どれも熱々でとてもおいしくて秒殺で食べてしまいました。弁証施膳、食材の効能云々も語る暇もなくお皿はからになり、これでは国際中医薬膳師失格かあ~?!と一応一瞬だけ反省してみました。しかし、やっぱりおいしいことは良いことだとすぐ納得し、もっといろんなものを食べたいなあと思っているうちに、あっという間に閉会になってしまいました。とても有意義な土曜日の午後を過ごすことができて感謝いたしております。ありがとうございました。尚、次回の会ではもっといろんなメニューをいっぱい食べられるように梁ペイ先生にお願いすることに決めました。
******************************************************
中医営養・薬膳学研究会
事務局
(2012.06.26)