本場中国との太いパイプ
中医営養学・薬膳学は、いずれも五千年とも八千年ともいわれる中国の歴史の中で育まれ、体系化されてきた中医学に基づいています。
本会の梁ペイ代表は、その経歴が示す通り、本場中国で生まれ育ち、北京中医薬大学(当時は北京中医学院)を卒業後、同大学の教員として、翁 維健先生が中国で初めて開設された中医営養学教育研究室(中国では大学の学科として初設置)の創立に参画し、我々が今でも教材として使っている中医営養学、中医薬膳学などの大学教材の編纂にも参加していた中医営養・薬膳学のパイオニアの一人です。
この経歴が示すように、本会は、梁 ペイ代表を通じて、北京中医薬大学をはじめ、世界中の中医営養学・薬膳学の第一線の研究者・実践家と太いパイプで繋がれています。
世界中医聯 薬膳食療研究専門委員会の窓口
世界中医聯・薬膳食療研究専業委員会とは
世界中医薬学会聯合会(世界中聯)は、中国の中医二大学会の一つで、中国を中心に世界中の中医薬学の専門家たちが集まっている学会です。
その下部組織である「薬膳食療研究専業委員会」は、世界中医聯に属す多くの分科会(日本における医薬分野の学会)の中の一つで、毎年1回、学術年会を開催し、中国、世界各国(主に東南アジア)の専門家達が、学術討論や情報・意見交換する場となっています。
中医営膳会との繋がり
2013年夏、本会の梁ペイ代表が「薬膳食療研究専業委員会」常務理事に選任され、本会が、同委員会の日本における窓口として、日中両国の薬膳動向の紹介、情報交換、人材交流などの活動を行っていく体制が整いました。2013年8月の学術年会では、梁ペイ代表が論文を発表して現代日本の薬膳事情を紹介して、世界中の専門家にご好評いただきました。
また、性味・帰経・効能などの体系的整理に関する情報交換を行い、世界中医聯で進められているプロジェクトに本会も協力していくこと、研究成果を相互提供していくことなどで合意しています。
今後は、毎年の学術年会において、本会から論文発表・薬膳料理コンテスト参加を積極的に行うため、本会会員の方々へ、日中翻訳支援や内容指導などを行っていく予定です。